快適な書斎でリモートワーク。集中できる間取りや親子で使える工夫も解説

リモートワークがスタンダードになった今、書斎に注目が集まっています。リモートワーク以外にも、学校の授業やオンラインで受ける習い事など、家族で書斎を使いたいという人もいるでしょう。今回は、仕事がはかどり、家族も便利に活用できる書斎の作り方を解説していきます。

【タイプ別】リモートワーク向けの書斎

書斎で仕事をする男性

リモートワーク向けの書斎には、リビングや廊下などの一角に設置するオープンタイプや一部屋を使った完全個室タイプなどがあります。リモートワークの頻度や仕事の種類によって、書斎のタイプを選ぶと良いでしょう。まずは、リモートワーク向けの書斎をタイプ別に紹介します。

1.オープンタイプ

オープンタイプの書斎スペース

リビングや広めの廊下などの一部を書斎にするオープンタイプは、比較的簡単に設置できます。壁で仕切らない分、広くスペースが取れるのでご夫婦や親子など、複数人で作業しやすいレイアウトです。また、オープンなレイアウトなので周囲が見渡せ、子どもやペットの様子を見守りながら仕事ができます。

その反面、周囲との壁がないスペースなので、集中できない人もいるかもしれません。そんな場合は、カーテンや本棚、パーテーションなどを設置して簡易的に仕切る方法もあります。オープンタイプの書斎は、子どもが小さい場合や家族が多い家庭、人がいても気にせず作業できる人向きの書斎と言えるでしょう。

2.半個室タイプ

半個室タイプの書斎スペース

扉はないものの、壁や家具などでスペースを仕切っているのが半個室タイプの書斎。リビングや寝室の一角の他、中二階のスペースの活用がおすすめです。個室の書斎スペースが取れない場合にも、1畳半〜2畳程度あれば確保できます。

適度に目隠しされていますが、音はよく聞こえるので家族の様子を確認しながら仕事ができるでしょう。家で仕事をすることが多い人や定期的にリモートワークをする人向きの書斎と言えます。

その反面、家族や来客に書類やパソコンを見られる可能性があるので注意が必要です。リビングやダイニングから書斎や作業している手元が見えないような配置にしたり、仕切りを高めにしたりすると安心です。

3.完全個室タイプ

完全個室タイプの書斎

完全個室タイプは、常に家で仕事をする人向けの書斎です。3畳以上確保できれば、収納にも困らないでしょう。壁で囲まれていてドアもあるので、周囲の視線や音を遮れます。仕事や勉強に集中しやすい環境ですが、家族の様子がわかりにくいことも。解決策として書斎の一面に室内窓を取り入れると、お互いの様子がわかりやすくなります。

また、社外秘の会議が多い場合も完全個室タイプの書斎がおすすめです。書斎のドアにカギを付ければ、防犯性も高まるため、子どもや家族の突然の侵入を防げます。

リモートワークに集中できる書斎のポイント

リモートワーク中の若い女性

リモートワークに集中できる書斎を作るためには、いくつかのポイントがあります。同居している家族のことも考え、お互いに心地良い状態でリモートワークに取り組める環境づくりが大切です。

防音対策をする

防音対策は、家族の声など外の生活音が聞こえないようにする、ビデオ会議などの室内の音が漏れないようにする、2点を意識する必要があります。外の生活音への対策は、リビングや子ども部屋に隣接しないよう書斎を配置すると良いでしょう。室内の音が漏れないようにするには、防音シートを壁に貼ったり、音を吸収するカーテンを取り入れたりすると対策できます。

また、椅子を動かす音が響かないよう床材はクッションフロア、コルク材などの音が響きにくい床材が最適です。

照明や空調設備を整える

照明は集中力をアップするのに重要なアイテムです。明るさや色合い、サイズが書斎に合っているかを確認し、仕事の邪魔にならない場所に設置しましょう。窓から差し込む光が明るすぎるとモニターに反射して画面が見えにくくなるので、光の入り具合もチェックしてくださいね。

個室タイプの書斎なら空調設備も必要ですが、部屋が小さいと設置できない可能性も。書斎に設置できない場合やエアコンの台数、光熱費が心配な場合は、家全体に全館空調を導入する方法もあります。

デスクや収納などの環境を整える

白と黒で統一された書斎

仕事に集中するためには、デスクや収納などの環境を整える必要があります。デスクの大きさは、パソコンの種類や作業内容によって決めると良いでしょう。

また作業効率を上げるために収納家具を用意し、整理整頓をするのもおすすめです。引き出し付きのデスクやシェルフ、移動できるキャスター付きのワゴンなどが使い勝手も良く便利。スペースがない場合は、壁面などに収納すると省スペースで済みます。

おしゃれな書斎を作るコツ

おしゃれな書斎インテリア

ここでは、リモートワークがはかどるおしゃれな書斎を作るコツを見ていきましょう。書斎のインテリアを整える際の参考にしてみてくださいね。

ビデオ会議映えする壁面

大きな本棚がある書斎

ビデオ会議などで映る背景が、生活感あふれる状態だと印象が悪くなる可能性もあります。アクセントウォールやアートを飾るとセンスが感じられるのでおすすめ。

バーチャル背景にしやすいのは、シンプルな壁紙やロールスクリーンです。また、本棚を背にすると知的な雰囲気を演出できます。

グリーンを取り入れる

大きな観賞植物がある書斎

グリーンアイテムも、簡単におしゃれな雰囲気に仕上げてくれます。観葉植物にはリラックス効果があるため、リモートワークもはかどるでしょう。空気清浄や調湿などの効果が期待できる観葉植物もおすすめです。

インテリアカラーを統一する

ブラウンで統一された書斎とリビング

おしゃれな書斎を作るためには、インテリアカラーに統一感を出すのがポイント。お気に入りのテイストやカラーで理想の書斎を作れば、仕事の意欲が向上するでしょう。季節や気分によって模様替えするのも新鮮でおすすめです。

リモートワークも勉強も!親子で使う書斎アイデア

書斎で勉強する父と娘

リモートワークやオンラインレッスンが増えている今、書斎を親子で一緒に使う共有スペースとしてニーズが高まっています。ここでは、書斎を家族みんなで使うためのアイデアを見ていきましょう。

家族で使う集中部屋にする

書斎を家族で使う集中部屋にすると、リモートワークやオンラインレッスンなどで必要な時に使用できるスペースになります。オンライン会議やオンラインレッスンでは、ビデオアプリを使うので家族の音や気配を感じさせない配慮が必要です。書斎を活用すれば、集中して取り組めるでしょう。

また、本棚やテーブルで仕切ると、プライベートスペースを確保しながらコミュニケーションが取れる空間になります。

各部屋をつなぐ廊下にカウンターデスクをつくる

家族みんなで書斎を共有する場合、誰もが使いやすい場所にスペースを作ることがポイント。それぞれの部屋をつなぐ廊下や中二階、階段ホールなら共有しやすいでしょう。各部屋をつなぐ廊下にカウンターデスクをつくれば、家族みんなで使用できます。

リモートワーク向けの書斎があるモデルハウスを見学しに行こう

モデルハウス見学に向かう親子

実際に書斎がどのような間取りで作られているのかを実感するには、モデルハウスの見学がおすすめです。ぜひお近くの住宅展示場に足を運んでみて下さい。

武蔵小杉住宅展示場

人気住宅街の武蔵小杉にある住宅展示場は、駅からのアクセスが便利です。リビングダイニングに書斎コーナーがあるモデルハウスも展示されているので、実際の街の雰囲気を感じながら見学できますよ。

町田森野住宅公園

東京都町田市に唯一ある住宅展示場、町田森野住宅公園もおすすめです。モデルハウスの前にはガーデンスペースがあるので、実際の住宅の雰囲気が感じられるでしょう。リモートワークの為の書斎としてだけでなく、子どもの勉強スペース、友達やご家族とのWEBお茶会のためのスペースとしても活用できる書斎スペースがあるモデルハウスも展示されています。

tvkハウジングプラザ藤沢

神奈川県藤沢市にある住宅展示場、tvkハウジングプラザ藤沢はモールなどの商業施設が近くにあるので街の雰囲気を感じながらモデルハウスを見学できます。スキップフロアに書斎のあるモデルハウスなども展示されているのでチェックしてみてください。

快適な書斎でリモートワークや勉強に集中しよう

半個室タイプの書斎スペース

書斎は、家の大きさや使い道などに合わせた種類を選ぶことが大切です。さらに、リモートワークに集中できる間取りはもちろん、同居している家族も使えるような工夫があると、使い勝手がさらに良くなるでしょう。この記事や住宅展示場を参考に、家族みんなが快適に過ごせる書斎を設計してくださいね。

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