川崎市の住みやすさをファミリー目線で解説。気になる治安・利便性・教育環境など

2024年4月22日

東京や横浜に近く、利便性が良いと注目を集めている川崎市。多くの大型マンションや商業施設が建設されており、今後の発展が期待できる地域です。しかし、繁華街のイメージがあり、治安の心配もあることでしょう。そこで今回は、川崎市の住みやすさについてファミリー世帯の目線で解説していきます。

川崎市の住みやすさをポイント別に紹介

赤色の電車

ファミリー世帯にとって、通勤や通学に不便はないか、安心して住めるかなどは気になるところ。商業施設や飲食店の充実度合も、生活に大きく関わってきます。まずは、川崎市の住みやすさをポイント別に紹介します。

川崎市の住みやすさ①立地

全国に20ある政令指定都市の中で、最も面積が小さいと言われている川崎市。東京からも近い神奈川県の北東部にあり、ベッドタウンとしても人気を集めている地域です。工業がさかんで、都心に本社を構える大手企業の工場が多くあります。

多摩川を挟んだ向こう側は東京都、東部方面は東京湾と、水運と地の利に恵まれているのも特徴です。

川崎市の住みやすさ②治安

川崎市は治安が悪いことで有名です。しかし、実際は川崎市全体の治安が悪いのではなく、川崎区の犯罪率が高いのだと言われています。また、川崎駅東口には歓楽街や風俗店、居酒屋などが多くあるため、酔っ払いやキャッチが多いのも原因でしょう。他には川崎競馬場でギャンブルをする人が集まったり、路地裏や多摩川の河川敷近くにホームレスがいたりすることも、治安が悪いとされる要因のひとつかもしれません。

一方で、川崎駅の西側は雰囲気も良く、きれいなマンションやオフィスビルが立ち並んでいます。治安を不安に感じる人は西側を選ぶのがおすすめです。

川崎市の住みやすさ③交通の便

川崎市は都心とのアクセスに優れており、川崎駅にはJR東海道本線、JR京浜東北線、JR南武線が集結しています。品川駅まではおよそ10分、東京駅までおよそ20分と乗り換えなしで行けるのも魅力です。

羽田空港国際ターミナルにも14分ほどでアクセスできるので、旅行にも便利でしょう。

川崎市の住みやすさ④商業施設や飲食店

JR川崎駅東口に直結したアトレ川崎、大型複合商業施設のラゾーナ川崎プラザ、イタリアのような街並みのラ チッタデッラなど、川崎市にはたくさんの商業施設があります。また、2020年7月にオープンしたカワスイ 川崎水族館は、世界中の生きものが集まる水族館として注目を集めています。

川崎市は、さまざまな国籍の料理店、お得なランチメニューのあるお店、子連れでも楽しめるお店など、飲食店も充実。テイクアウトできる店も豊富なので、外食しづらいタイミングでもお店の料理を楽しめます。

川崎市は子育てにおすすめ!その3つの理由とは

川崎市は、子育てがしやすい街としても注目を集めています。核家族や共働き世帯が増えている今、子育てに関わる支援や施設はとても重要です。そこで、川崎市が子育てにおすすめの理由を紹介します。

①子育て支援が充実している

産前・産後にヘルパーを派遣したり、1歳の誕生月まで栄養食品を支給したりと、赤ちゃんやお母さんに優しい制度を整えている川崎市。50ヶ所以上もの子育て支援センターや、放課後や長期休みに利用できるわくわくプラザなど、子育てに関わる施設も充実しています。

小児医療費助成制度により、0歳~中学3年生までは通院、薬代(調剤費)、入院費用が助成されるのも川崎市の特徴です。

以前は小学6年生までを対象とした支援制度でしたが、2023年9月に対象範囲の拡大と、所得制限の撤廃が実施されました。

小学4年生以上は、通院費用に限り、1回につき500円までの窓口負担があります。(市民税所得割非課税世帯は負担なし)。薬代(調剤費)と入院費用は、自己負担なく、全員が助成の対象です。

突発的な医療費を懸念することなく子育てができるのは、魅力的な環境だと言えますね。

②子どもと遊べる施設がたくさんある

川崎市は、子どもの遊べる施設や公園が充実。川崎大師のそばにある大師公園は、子ども向けの遊具や、水遊びのできるプール、噴水などがあります。また、広大な芝生が広がっている川崎競馬場も遊具が豊富です。

そのほかにも水族館、科学館、博物館、子どもの遊び場があるショッピングモール、工場見学など、親子で楽しめる屋内施設が整っています。天候に左右されない子どもの遊び場が多数あることは、ファミリーにとっても嬉しいポイントです。

③川崎市独自の教育環境がある

川崎市では、独自の教材やプログラムを小・中学校9年間の教育に採用しています。例えば「かわさき共生*共育プログラム」では、子どもたちに「自分や他人の存在を尊重できる、心の豊かさを育てる」ことを目的とした教育をおこなっています。

市内の技術者や研究者による授業に参加したり、地元の商店街や企業で職業体験に取り組んだりなど、川崎市の特長を活かした教育を受けられるでしょう。

さらに近年では国が掲げるGIGAスクール構想に基づき、GIGA端末の導入と活用においても積極的な推進を行っています。2023年11月にはNEC通信システムと川崎市教育委員会共催で「かわさきGIGAフェスティバル」を開催し、GIGA端末を活用したタイピングコンテストを行うなど、ユーモアあふれる取り組みも実施されています。

子育てにおすすめの川崎市内の地区・その住みやすさ

自然の中で遊んでいる子供

川崎市は全部で7つの区で構成されています。それぞれの区に特徴があり、魅力もたくさんあるものです。ここでは、その中でもファミリー世帯に特化した住みやすい区を3つ紹介します。

おすすめ①中原区

中原区は川崎市のほぼ中央に位置しており、サッカーJリーグチーム「川崎フロンターレ」の本拠地としても有名です。

そんな中原区の中で特におすすめしたいのが、ショッピングモールやタワーマンションが増え、再開発が進んでいる武蔵小杉。交通アクセスも良くファミリー層もたくさん住んでいるので、地域の目が行き届いているところが魅力です。大きいスーパーや街灯の数も多いので、比較的治安の良い地域といえるでしょう。

おすすめ②宮前区

閑静な住宅街が広がっている宮前区は、落ち着いた雰囲気が特徴で治安が良い地域として知られています。医療施設やショッピングセンターが多く、小さな子どもがいる家庭の方も生活しやすいでしょう。

希少であることから幻と言われている「宮前メロン」が栽培されており、千年以上の歴史を持つ温泉があるのも魅力です。

おすすめ③高津区

川崎市北部にある高津区。その中でも溝の口は注目度の高い街で、駅前から10分ほど歩けばファミリー向けのマンションが立ち並ぶ住宅街があるのが特徴です。子どもと遊べる公園や自然が多い、駅から徒歩5分以内にスーパーがあるなど、子連れにとってのメリットは多いでしょう。交通の便が良いのも魅力のひとつです。

川崎市の住宅展示場で、間取りと住みやすさをチェック!

道沿いに並ぶ家

川崎市に住むことを検討されている人は、ぜひ現地の住宅展示場へ足を運んでみてください。街を歩き、実際に見ることで、川崎市に住むイメージがしやすくなるはずです。また、住宅展示場でさまざまな間取りを知ることにより、理想とする暮らしをイメージしやすくなります。治安や交通アクセスなど気になることがあれば、住宅展示場にいるプロに相談してみましょう。

以下では、川崎市にある住宅展示場とモデルハウスをご紹介します。

川崎住宅公園

狭小地へ視点を向けた、都市でも快適に住める住まいを提案する川崎住宅公園。3階建て以上や安全性・快適性に優れた最新の機能を備えたモデルハウスなど、各ハウスメーカーの多層階住宅が一堂に会する住宅展示場です。

川崎駅から徒歩15分ほどで行ける距離にあります。子ども向けの楽しいイベントが開催されることもあるので、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

川崎住宅公園に展示されているモデルハウスをご紹介します。気になるモデルハウスがあったら、ぜひ覗いてみてくださいね。

◆詳細情報

  • 住所:〒210-0024神奈川県川崎市川崎区日進町22-7
  • 電話:044-211-3933
  • 営業時間:10:00~18:00
  • アクセス:JR東海道線・京浜東北線「川崎駅」より徒歩15分、京浜急行「八丁畷駅」より徒歩5分

武蔵小杉住宅展示場

川崎市の展示場は、人気の街「武蔵小杉」にもあります。武蔵小杉住宅展示場は、武蔵小杉駅、中原駅から徒歩10分以内の住宅展示場です。洗練された多種多様なモデルハウスが展示されており、相続や住宅ローンなどの初心者向けセミナーや楽しいイベントもあります。ぜひご家族で足を運んでみてください。

◆詳細情報

  • 住所:〒211-0067 神奈川県川崎市中原区今井上町11-17
  • 電話:0120-635-051
  • 営業時間:10:00~18:00
  • アクセス:JR・東急線武蔵小杉駅 北口より徒歩10分、JR南武線武蔵中原駅より徒歩8分

他の住宅展示場も見たい方は、こちらもチェックしてみてください。

住みやすさ良好な川崎市で、家族が幸せになる家づくりを

家を見ている親子

川崎市は都心部などへの交通アクセスが良く、たくさんの商業施設もある住みやすい街です。子育てにも力を注いでおり、子どもがいる世帯におすすめ。街の再開発が進んでいることもあり、川崎市は今後もますます住みやすい街になることでしょう。

ぜひ、川崎市で家族が幸せになる家づくりを検討してみてください。