メディアに多数出演の人気料理家・食育インストラクター!和田明日香さんのオンラインイベントに密着

2021年10月5日

人気の料理家・食育インストラクターである和田明日香さんが相模原住宅公園でオンラインイベントをすると聞きつけ、家ーる編集部が密着取材をすることに。テーマは「子供もよろこぶおつまみレシピ」で、参加者とのQ&Aコーナーもあるとのこと。その模様とともに、和田さんが考える「家づくりのコツ」をお届けします。

和田明日香さんプロフィール

料理愛好家・平野レミさんの次男と結婚後、修行を重ねて食育インストラクターの資格を取得。各メディアでのオリジナルレシピを紹介、企業へのレシピ提供など料理家としての活動のほか、講演会やコラム執筆、CM出演など幅広く活躍中。2018年にベストマザー賞を受賞。著書に『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)『和田明日香のほったらかしレシピ』(辰巳出版)などがある。Instagram

オンラインイベントの模様をレポート!

夏休み最後の日曜日となった2021年8月29日。神奈川県相模原市中央区にある相模原住宅公園にて、人気の料理家・食育インストラクターである和田明日香さんを迎えてのオンラインイベント「子供もよろこぶおつまみレシピ」が開催されました。

当日の視聴者はなんと443人!和田明日香さんの作るお料理に興味深々な皆さんが参加。視聴者参加型のQ&Aコーナーも設けられ、盛り上がりを見せるイベントに。さっそくイベントを振り返ってみましょう。

パパも子どもも納得のレシピがずらり!

子どもが喜び、大人も喜べる。そうした料理は実は難しく、子ども向けと大人向け、ふたつの料理を作ってしのいでいる…という人も多いことでしょう。和田明日香さんのご家族は、ご主人にお子さんが3人。
ご主人はなんでも「文句を言わずに食べてくれる」そうですが、お子さんは好き嫌いが分かれているため、逆に「子どもに合わせると面倒なので、自分が食べたいものを作っている」とのこと。

 

「『子供もよろこぶおつまみレシピ』は、私が一番得意なものです。子どもにはごはんを食べさせたい。でも親はビールを飲みたいわけですよ。
親が妥協してお子様味の料理を食べるんじゃなくて、子どもが大人味をがんばって食べるのでもなくて、どっちもハッピーになれる料理の中から3つ、ご紹介します」

そんな頼もしい言葉で、料理作りがスタートしました。

最初の料理は「お刺身とアボカドの漬け 卵黄コーティング仕上げ」。美味しそうなサーモンとマグロのお刺身にアボカドを合わせ、特製のタレと卵黄を絡めていただくお料理で「オイスターソースの風味がお魚にとっても合います」と和田さん。

トロンとした舌触りは、間違いなく子どもも大人も喜ぶもの。日本酒やビールに合い、ごはんにも合う。こんな料理が食卓に並べば、家族みんなが笑顔になれること請け合いですね!

続いての料理は「アスパラと明太のカリカリチーズ」。フライパンひとつで簡単に作れるレシピに、視聴者の皆さんもくぎ付けだったようです。

チーズをたっぷり使っているので、お酒にもパンにも合う味わいに。ホームパーティーやお子さんのお誕生日会でも活躍してくれそうです。

最後は「とうもろこしと大葉のかき揚げ」。こちらは旬のとうもろこしをたっぷり使って、大葉とともにかき揚げにした一品。

サクサクとした食感に、とうもろこしの甘味と大葉の風味がマッチし、老若男女を問わず愛される味わいに。ごはんに合うのはもちろんのこと、ビールやハイボールが進んでしまいそうですね。

この3品を作るのにかかった時間はわずか30分ほど。和田さんの手際の良さに、スタッフ一同驚きが隠せませんでした。

視聴者の皆さんから寄せられたQ&Aをご紹介!

今回の配信では、視聴者からの問いに対し、その場で答えるというQ&Aコーナーも。中からいくつかピックアップしてご紹介しましょう。和田さんならではの意外な回答も!?

 

Q.目分量で料理ができるようになるにはどうすればいいですか?
A.「私は甘さ・しょっぱさ・酸味のバランスを間違えたくないので、大さじ・小さじを使って計量します。     そのほうが味にブレがなくなり、美味しくなります。目分量が良いというものではないですよ!」

 

Q.「今日は疲れて料理作りたくない」そんなときの手抜きレシピは?
A.「そういうときは作るのを止めたらいいと思います。もしくは、何を食べたいかを思い浮かべる。気分じゃないのにカレーを作っても美味しくならない。食べたいものを作れば、食べたい味に近づきます」

 

Q.和田さんにとって「お酒」とは?
A.「料理するためのガソリンですね。ビールを飲み始めると食欲がわき、作って食べたい気持ちになってきます」

 

Q.3人のお子さんを育てながら料理をするコツは?
A.「とにかく時間がないので、いつも炊飯器と戦っています。お米を研いで炊飯器にセットし、炊き上がるまでにいろいろな料理を作る。ひと品ひと品に時間をかけていられないので、今日ご紹介したように簡単で手間なく作れる料理が多くなります」

 

和田さんのご自宅についての質問も飛び交いました。

Q.ご自宅を建てられたとのこと。新しいキッチンでこだわったことは?
A.「調理台と食卓をひと続きにしました。出来立てのものを『はい~♪』とすぐに出せるのでとても便利です。
また、冷蔵庫を2台置き、食材用と飲み物用に分けました。飲み物用はお客さんも子どもも自由にアクセスできる状態にしてあります。これは『ママ、お茶取って!』『ママ、牛乳取って!』が面倒だったため。今では、飲みたいものは自分で用意できるようになりました」

 

Q.夫が進んで家事をしてくれるようにするには、どうすればいい?
A.「家事をやらなきゃいいんじゃないですか?それで困るならあなたがやって!って。言わないとやらない人にはそれくらいしなきゃダメ。こちらがやってあげてしまうと甘えられてしまいます。断固とした態度でやってもらいましょう!」

イベント終了後の和田明日香さんにインタビュー

約1時間にわたる収録を終えた和田さんに、収録ではお聞きできなかった質問に答えていただきました。

 

――イベントを終えてみて、いかがですか?
「コロナ禍でさまざまなイベントができなくなっているなか、オンラインという手法で皆さんに私の料理をお届けできたことは、とても素晴らしいことなのだと改めて感じました。テレビや雑誌、SNSで発信することもできますが、こうしてリアルタイムで見てもらって質問をもらうと、ハッとさせられることが多いんです。皆さんとの生のやりとりは本当に貴重ですね」

――おうちでの料理、注意している点は?
「肉料理と魚料理は必ず用意し、肉がどうしても食べられない子は魚を食べてもらう、という感じですね。
私が食べたいものを作る理由は、食べたい味やイメージを明確に持っている料理を作ったほうが、ゴールとなる味を組み立てやすいからです。それに、単純に食べたいものを食べたいじゃないですか!」

――家づくりでこだわった点を教えてください。
「家を建てるということは、そこに長く住むということ。歳をとっても飽きることなく暮らせるよう、落ち着きのある空間を目指しました。最初はいろいろ考えて、カフェ風の家とかハワイアンとかLA風とかいいかな?といろいろ考えて。ただ、50代60代…と歳を重ねていくうちに合わなくなっていく部分が出てくるはずなので、今の自分から背伸びをしたような色使い、素材を使ったんです。
また、私たちなりの世界観を表現してくれるデザイナーさんを選びました。海外のお家の写真をひたすら見て、まずは自分の好みを整理。そこから、予算に応じてどんな素材が使えるのか、どんな間取りにできるのかをデザイナーさんに相談しました。
家作りにおいては、自分たちの好みを形にしてくれるハウスメーカーやデザイナーさんに出会えるかどうかがカギになると思います」

 

――ここはよく考えてオーダーするべき!と思ったことは?
「とにかく、住んでみたときの動きをイメージしてみることが大切だと思います。どんなにかっこよくて素敵な飾り棚を作ったとしても『飾るものがない』なんてこともありますし、ホコリが溜まって掃除が大変になってしまうことも。それなら飾り棚は作らずスパッと壁にしちゃったほうが手入れがしやすく部屋が広く使えるようになりますから。
あこがれをそのまま形にするのではなく、2年くらい住んだ後のことをイメージするといいんじゃないでしょうか」

――和田さんご自身も、ちょっと失敗したかも?ということがあるのでしょうか?
「収納ですね。多ければいいってものじゃないんですよ。変なところに作ってしまうと、持て余してしまって。『あれ?ここって何をしまうために作ったんだっけ?』なんてこともありますから。ここに収納がなければ廊下を広げられたのになー、なんて。後悔しても遅いので…そのあたり、じっくり考えることをおすすめします!」

和田さんをお手本に理想の戸建てと暮らしを

とても楽しいひとときを視聴者に届けてくれた和田明日香さんに改めて感謝を!「次回はいつですか?」なんて気の早い感想コメントも送られていました。

なお、今回会場となった相模原住宅公園では、日本屈指の一流ハウスメーカー16社のモデルハウスを見学できるほか、オープンキッチン(和田さんが実演してくださった場所です)など家づくりのヒントとなる施設が用意されています。

和田さんのように、自分らしい家づくりを目指すのであれば、ぜひ住宅展示場を訪れてみてください。きっと、家族が望む“家”が見つかりますよ!

Photo_Koji Kanatani Interview & Text_Megumi Waguri Edit_Yasushi Shinohara