横浜は「住みやすい」「子育てがしやすい」として人気が高い街。子育てに適した環境・制度が整備されていることが理由の1つです。そこで本記事では、横浜の保育園・待機児童・支援制度などについて解説するとともに、子育て世帯に特におすすめの地区とその口コミなどを紹介します。
この記事の目次
横浜が子育てしやすいエリアである理由
横浜は子育てに適した生活環境が整っていることから、「子育てしやすい」と言われています。横浜の立地・治安・子育て環境などのさまざまな方面から、人気の理由について詳しく見ていきましょう。
都心に近い上に自然豊かで治安が良い
横浜は、公園・山・海などの自然に触れられるエリアが多く、治安が良いので住みやすいと言われています。その上、京浜東北線・東横線・横須賀線が通り、都内へのアクセスが大変便利。京急線・相鉄線など、神奈川県内へのアクセスも良好です。
待機児童対策に積極的である
2020年10月時点での待機児童数は845人。前の年よりも507人も減少しました。横浜市の保育所は1,106ヶ所あります。
2021年以降は2,155人分まで受け入れ人数を拡大するため、保育所やこども園などを追加設置予定です。他にも保育士の確保など、待機児童対策を積極的におこなっています。
子育てに関するサポートシステムや制度が手厚い
横浜子育てサポートシステムや医療費助成など、子育てに関するさまざまな制度が充実しています。(詳細は後述)
また、保育・教育コンシェルジュが配置されており、就学前の子どもに保育所や一時預かりなどの保育サービスに関する情報を提供中です。入所できなかった家庭には、代替保育施設の案内などのアフターフォローもおこなっていますよ。
親子同士でコミュニケーションをはかれる場がある
横浜市の各行政区には、子どもとその保護者同士が交流を深められる施設が設置されています。事前に登録さえ済ませれば、無料で利用可能。保護者同士で交流を深めたり、子育ての相談や情報交換ができたりします。
横浜の子育て支援制度
横浜市には、いくつかの子育て支援制度が整備されています。ここでは、子育てをサポートしてくれるサービスや医療制度について見ていきましょう。
横浜子育てサポートシステム
有償の会員制サービスで、コーディネーターを通じて子どもの預け入れの依頼・紹介がおこなわれます。このシステムは、地域ぐるみで子育て支援をすることも目的の1つです。
会員対象は、生後57日以上~小学校6年生までの子どもを持つ親。あくまで一時的な預かりが対象で、泊りを伴うものはNGです。原則として、7時~19時の間で必要な時間だけ子どもを預けられます。
小児医療費助成
横浜市内に住む子どもの一部医療費を助成する制度です。
通院に関しては、0歳~小学3年生・小学4年生~中学3年生(通院1回あたり500円の自己負担金あり)の保険診療の自己負担額と、院外処方にあたる薬代、入院費用の全額がそれぞれ助成されます。
1歳児からは所得制限が適用されるため、この医療費助成を受けられるのは、世帯主が所得制限の限度額未満である場合のみです。
ただし、2021年4月からは所得制限の内容が変わり、所得制限が適用される範囲が緩和されます。これまでは、1歳児以上はすべて所得制限が適用されていましたが、今後は、そのうち1歳~2歳の所得制限を排除。基準額以上の所得がある世帯は、1回の通院あたり500円の自己負担金のみで済みます。
子育てしやすい横浜のおすすめ地区
一口に横浜と言ってもエリアが広く、行政区によって生活環境は異なるもの。そこで、横浜の中で特に子育てしやすいとして人気の行政区を紹介します。
横浜市青葉区
青葉区は、自然が豊かであるのに加え、子どもが遊べる場所が豊富であるのが特徴的なエリアです。子どもを預ける環境が整っているので、用事や仕事の際に助かります。教育に関しても力を入れており、学習塾も多いです。
また、青葉区内の市立保育所では「子育て応援保育園」というサービスを提供中。登録するだけで、子育てに関するサービスなどが利用可能です。
住んでいる人からは、「小児科・産婦人科など、子育て世代向けの病院が充実している」「保育・教育システムが充実している」などの声が挙がっています。
横浜市都筑区
都筑区は、自然がある所と開発が進んでいる所の両方あるのが特徴です。遊歩道が整備されている所があり、子連れやベビーカーでも安心して歩ける街作りがされています。
区内に、妊娠中の女性・子育て中の家族が利用できる「ポポラ」という施設を設置。絵本やおもちゃが豊富なので、子どもを存分に遊ばせられます。施設内での授乳も可能です。その他、子育てに関する相談もできます。
住んでいる人からは、「若い世代の家族が多い」「ベビーカーで入りやすい作りの施設が多い」「子どもが遊べる場所が豊富」などと好評です。
横浜市港北区
港北区は、子どもが思いっきり遊べる大きな公園、子育て支援施設が豊富。また、有名な私立中学があるためか、受験に対応している塾が多いのも特徴の1つです。
区内にある「どろっぷ」は、妊娠中・子育て中のママたちが子どもや家族と一緒に立ち寄れる施設です。登録さえすれば無料で利用できます。
「子育てサークルで、子ども同士・ママ同士で交流を深められる」「子ども向けの施設・環境が整備されている」という口コミが寄せられています。ただし、「家賃相場が他の区に比べて少し高い」との意見もるので、その点に注意して検討しましょう。
子育て世帯におすすめしたい横浜の住宅展示場
住宅展示場を訪れると、新生活のイメージがより湧いてくるでしょう。そこで、子育て世帯におすすめのモデルハウスが展示されている住宅展示場を紹介します。
tvkハウジングプラザ港南台
港南台駅からアクセスが良く、電車で訪れる人におすすめの展示場です。中にはフラワーガーデンが設置されており、季節折々の花を眺めながらゆったりと回れます。
一条工務店・積水ハウス・住友林業など、有名・大手メーカーモデルハウスが勢ぞろい。アルコール消毒・マスク着用などを実施しているので、コロナ禍でも安心して見学できます。
◆詳細情報
- 住所:〒234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台4-23
- 電話:0120-045-579
- 営業時間:10:00~18:00
- アクセス:JR根岸線港南台駅から徒歩3分
tvkハウジングプラザ二俣川
tvkハウジングプラザ二俣川には、子連れでも安心して見学できる設備が整っている他、子ども向けのイベントなどが開催されることもあります。ちょっとしたお出かけ気分で、家族みんなで見学できるでしょう。
旭化成ホームズ・住友林業・ミサワホームなどのモデルハウスが見学可能です。こちらでも、アルコール消毒・マスク着用などのコロナ対策を実施しています。
◆詳細情報
- 住所:〒241-0822 神奈川県横浜市旭区さちが丘47-1
- 電話:0120-018-471
- 営業時間:10:00~18:00
- アクセス:相鉄線「二俣川駅」北口より徒歩5分
つるみ住宅公園
つるみ住宅公園にはハイグレードなモデルハウスが豊富。すべて二世帯住宅に対応している環境配慮型住宅なので、親世帯との同居を検討中の人にもおすすめです。
パナソニックホームズ・旭化成ホームズ・三井ホームなど、大手メーカーのモデルハウスを見学できます。アルコール消毒・マスク着用などのコロナ対策を実施しているので安心です。
◆詳細情報
- 住所:〒230-0012 神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1(つるみ住宅公園内インフォメーション)
- 電話:0120-121-667
- 営業時間:10:00~18:00
- アクセス:<車の場合>国道1号すぐ末吉大通り沿い。森永製菓鶴見工場の隣り。
子育てしやすい横浜で家の購入を検討しよう
住みやすい・子育てがしやすいと人気の横浜。都心へのアクセスが良いだけでなく、自然が豊かで子どもに優しい環境、そして子育て支援や制度なども充実していることから、「子育てしやすい街」として支持されています。自分たちに合う街を見つけ、家の購入を検討してみましょう。